Foot fetishism/Leg fetishism■靴フェチズム(shoes fetishism)靴フェティシズム(shoes fetishism)とは、フェティシズムの一種であり、履物および特定の履物を履いた対象に対して(特に男性が女性の履物を対象として)著しい性的興奮をおぼえる性的倒錯をいう。対象となる履物の種類としては、ハイヒール、ブーツ、スニーカー、サンダルなど多種多様である。略称として靴フェチとも呼ばれる。 純粋に履物に性的興奮を覚える場合、フェティシズムに分類され、履物を用いた性的行為などの場合はパラフィリアなどに分類される。後者はサディズム、マゾヒズムとの関係が強い。また、日本文化ならではの事象として、普段は土足厳禁の家屋内を土足で歩くなどの行為に興奮する、足袋や草履など和装の履物に興奮するという場合がある。
純粋な靴フェティシズムの場合、自慰行為とともに次のような行動をとることが多い。
履物を観察する。 履物を舐める・キスする。 履物の内部の臭いを嗅ぐ。 履物を用いて自らの性器を刺激する。 2006年には倉庫に3000足弱の靴を隠匿していた泥棒や、より強い臭いをもとめて小学校に盗みに入った元警官など、履き込んで汚れたり、強い臭いを放つものに特に執着の強い事例が報道された。
性的フェティシズムは固着した性衝動であるため、自身で抑制することが困難である。(詳細はフェティシズム#精神医学的なフェティシズム参照)窃盗以外で靴に対する偏愛を充足させ、かつ社会的立場を失わないためにはそれなりの努力と覚悟が必要である。具体的なシチュエーションとしては、次のようなものが考えられる。フェティシストの男性はその事実を第三者に隠す傾向があるため、独りで行動することが多い。
彼女が寝静まったときに、独り玄関にて彼女のブーツの臭いを嗅ぐ。 友人や彼女を家に招いて、玄関で靴を並べるふりをして臭いを嗅ぐ。 ボウリング場など靴を履き替える必要のある施設を好む。 彼女を酩酊させて土足のまま室内に上がらせる。 稀に男性が男性の(女性が女性の)履物に性的興奮を覚える場合がある。スニーカー、ブーツ、ハイヒールなど一般的な履物が多いが、男性同士の場合トレッキングシューズやスパイクシューズ、ビジネスシューズといった特徴的な履物が好まれることがある。これらの履物を着用した上で靴フェティシストの同性を踏むという行為も行なわれる。中には虐待される受け身行為そのものに興奮するため、ブーツやスパイクシューズで踏まれることを希望することもある(踏まれる側は苦痛に耐えるのが精一杯で、性的興奮を覚える余裕など無いこともある)。この場合はサディズム、マゾヒズムの傾向が強く、靴はより苦痛を増すための小道具となる場合も少なくない。 ■ブーツフェティシズム(Boots fetishism)ブーツという特定の履物の名を冠しているが、靴フェティシズムの一部である。主に女性が履くブーツに対する性的倒錯のために男性に多く見られる。嗜好の傾向によって他の性的倒錯と関連することが多い。ブーツ姿に性的興奮を覚える場合はパラフィリア、異性のブーツを着用したいという願望はフェティシズム的服装倒錯症(Fetishistic transvestism)に関連し、男性女性共ブーツを観賞用にし性的興奮を得る場合は性的フェティシズムに分類される。また、女性が着用の際のフィット感(ほどよい拘束感)やSMプレイの女王様的感覚を得たい場合はサディズム、マゾヒズムと関連する。そのためブーツフェティシズムとして切り分けられる境界は曖昧である。
女性誌(JJ・CanCan・ViVi等)のブーツ特集号は、ブーツフェティシストにフェティッシュな成人雑誌と同等に読まれることもある。 嗜好の方向性 もともとブーツには固有の特徴がある。脚(足)を包み込み脚線美を際立たせること、長時間の着用で蒸れること、着用の際に締め付けることで脚(足)にフィットすることなどである。こうした特徴は通常の靴にも見られるがブーツはそれが極端に強調されるために別ものと認知されやすい。またそうした特徴の個々に対し視覚・嗅覚・触覚などで固着が見られるために、愛好者内で細分化される傾向にある。
形状に対する嗜好 ブーツにはさまざまな形状がある。くるぶしより上、ふくらはぎ中ほどのショート、膝下のノーマルなブーツ、膝までのロング、膝上のニーハイと、まず長さで大別される。ソール(足底)の形状も異なり、ハイヒール状のもの、ソールも踵も分厚いもの(厚底系)、踵の低い乗馬靴のようなもの(乗馬系)が主である。また薄い素材により脚にフィットし足首が細く見えるもの(美脚系)、芯材が入っており脱着が容易で太さが変わらないもの(ゴム長靴系)とに大まかに分けられる。これは愛好者から見た傾向の分類であり、靴業界やファッション業界の用語・分類とは多少異なる。 素材に対する嗜好 獣皮であるレザー・スウェードは特有の匂いがあり柔らかい。合成皮革であるエナメルやPVCは光沢が美しく、自由なデザインが可能である。ラバー製のものは足の臭いがこもりやすい。 装着方法に対する嗜好 市販のブーツは取り扱いの容易さから、ファスナーやマジックテープのものが多い。またゴム長靴系としてそのまま履けるものも人気がある。一方で紐による編み上げやバングルなどの金属締め付け具を併用したボンデージファッション風のブーツはコスチュームプレイ的な側面があり、グラビアなどでは好まれる。
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